陰性乗員3日にも第1陣帰国 長崎停泊クルーズ船 インドネシア国籍

西日本新聞 社会面 華山 哲幸

 長崎市の三菱重工業長崎造船所香焼工場に停泊するクルーズ船「コスタ・アトランチカ」内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した問題で、長崎県は2日、検査で陰性だった乗員のうち、インドネシア国籍の乗員を3日にも空路で帰国させる方向で最終調整していることを明らかにした。全日空のチャーター機を使用する。

 4月20日の問題判明後、病院への搬送を除いて乗員の下船は初めて。検査した乗員623人の国籍はインドネシアのほか、フィリピン、インド、中国など約30カ国に及び、政府が相手国と帰国の調整を進めている。

 県によると、インドネシア国籍の乗員で陰性だったのは61人。うち、船の維持管理業務に携わる乗員が16人おり、最終的な帰国者数を船会社が調整している。

 帰国者は下船前に船医による診察を受け、県がサーモグラフィーカメラで体温を計測。その後、複数台のバスで空港に向かう。県は使用空港を明らかにしていない。

 また、工場では2日、陸上自衛隊のコンピューター断層撮影(CT)診断車による乗員の診察が始まり、肺炎像が確認された陽性者の40代男性乗員が市内の医療機関に搬送された。搬送者は5人目。 (華山哲幸)

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