久留米のみんくる オンライン活動を支援 機材提供や運営手助け

 新型コロナウイルスの影響で、公益のための市民活動が窮地に陥っている。外出自粛でイベントが行えないばかりか、公共施設の休館で会議すら開けない状況が続く。事態の長期化も懸念される中、公設民営の福岡県久留米市市民活動サポートセンターみんくる(同市六ツ門町)は、オンライン会議・講座の運営や技術支援の試行を始めた。

 みんくるは、久留米市で活動する市民団体やNPO法人、民間企業などがそれぞれ社会的な課題解決に取り組むための拠点。ただ、新型コロナウイルスの影響で貸室業務は3月から休止しており、6月の再開を目指している状況だ。

 みんくるを利用するNPO法人で、発達障害の子どもとその親を支援する「ハッピーママくらぶ」(同市)は発行するフリーペーパーの配布が困難になり、昨年始めた連続講座も3月分の中止を余儀なくされた。

 代表の鳥村孝子さんは「学校の休校で家にいる時間が長くなり、親も子もストレスがたまっている。われわれの活動が求められる状況なのに」。歯がゆい思いとともに危機感を強める。

 鳥村さんは5月10日に予定していた講座のオンライン開催に向け、4月初旬、みんくるに相談。翁春仁センター長によると他団体からも要望があり、カメラ付きパソコンやタブレット端末などの機材を用意した。情報漏えいなどセキュリティーの問題がないか、テレビ会議アプリの選定も進めていたという。

 現在は「おうちできょう、どう(協働)? プロジェクト」と題し、相談業務の一環として機材などの貸し出しや、会議や講座の運営サポートに向け、試行錯誤を続ける。

 翁センター長は「貸室はできなくても『バーチャル会議室』なら提供できる。市民活動が停滞しないようにしたい」と語り、試行段階だがハッピーママくらぶの取り組みを後押しする。鳥村さんは「初めてのことで戸惑うばかり。でもコロナに負けたくない」と意気込んだ。オンライン会議の相談は、みんくる=0942(30)9067。 (山口新太郎)

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