人けのない参道「キャッチボールできる」前代未聞の太宰府天満宮

 昨春、新元号が発表され「令和発祥の都」として空前のにぎわいを見せた福岡県太宰府市。春の大型連休は例年以上の人出でごった返した太宰府天満宮参道は今、コロナ禍で地元住民もかつて見たことがない閑散とした光景が広がっている。

 政府が緊急事態宣言を発令した4月上旬以降、西鉄太宰府駅と天満宮を結ぶ参道沿いの店舗はシャッターを下ろしたまま。名物「梅ケ枝餅」を求める観光客の長蛇の列ができていた店舗にも「期間未定の休業中」の張り紙があった。

 人けがなくひっそりとした約200メートルの石畳の参道が遠くまで見渡せる。「キャッチボールができるほどやろ。こんな光景はこれまでなかったよ」と参道で店舗を営む男性(60)。「緊急事態宣言の期間延長は致命的。ここは外国人観光客への依存も大きかっただけに、回復には時間がかかるだろうな」との嘆きも。

 2日は好天。「せめて雨でも降ってくれれば仕方ないと思えるのに…」春空に、巣作りを急ぐツバメのつがいがせわしなく飛び回っていた。 (上野洋光)

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