久留米市のドクターカー、5月から運用時間短縮 救急医確保難しく

 医師と看護師が同乗し、24時間態勢で救命に当たるドクターカーの運行について、久留米市は今月から日中(午前8時45分~午後5時半)のみに縮小した。市によると、医師の働き方改革や救急医のなり手不足の影響という。

 市のドクターカーは2015年1月、市と久留米大病院、久留米広域消防本部の3者が共同で運行を始めた。心肺停止など重篤患者の救命率向上や後遺症の軽減が目的で、同乗した医師が病院到着前から治療できる。同病院はドクターヘリも運用しているが、市中心部では離着陸場所の確保が困難だった。

 当初は試験運行として午前9時~午後6時に運行し16年4月から24時間態勢に移行。夜間に飛行できないヘリを補う役割も併せて担うようになった。

 運行短縮は3月に開かれた「市救急医療協議会」で大学病院が提案。勤務医の働き方改革などのため、夜間の運行を続けると同院の救急医療態勢の維持に影響しかねないとの懸念が示されたという。

 市によると、ドクターカーの出動件数は昨年度491件で、うち夜間が半数を占める。市は「現状からすれば致し方ない。まずは、毎日の運行を継続することが重要で、別の医療機関から協力を受ける方向で調整している」と理解を求めた。 (山口新太郎)

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