学校再開へ期待と不安 「ずっと家」から解放も感染リスク心配

 緊急事態宣言の延長で一斉休校が長引くことになったが、学年、学級別の「分散登校」など段階的に学校再開を進める方針も改めて政府から示された。子どもや保護者らからは、登校を心待ちにする声の一方、感染リスクや学ぶ機会の格差に不安の声も聞かれた。

 「連休中もずっと自宅。この状況が少しでも前に進むなら、分散登校させてほしい」。登校再開の可能性も見えてきたことに、佐賀市の高校1年の男子生徒(15)は声を弾ませた。

 文部科学省は、段階的な学校再開を促す通知を1日に全国の教育委員会などに出しているが、判断は各地域に委ねられている。

 文科省の通知よりも早い4月28日、今月末までの休校と分散登校の実施を決めた大分県日田市。高校1年と中学1年の子を持つ同市の会社員伊東資郎さん(46)は「夢を持って入学したのに家にいるばかりでかわいそう。感染予防の対策をしっかりしながら早く学校を再開して」と求めた。

 段階的な学校再開に感染リスクを心配する声も。福岡市内6校の児童12人が通う民間学童保育所。経営する藤川由美さん(57)は「今までは各家庭の状況を把握しておけば安心だったが、学校に行けば多くの先生と児童がいる。感染リスクが高まる可能性もあるので、これまで以上に気を付けなければ」と懸念する。

 休校が続く中、オンラインの学習環境の地域格差も表面化してきた。福岡県飯塚市の小学校で特別支援学級を受け持つ20代男性教諭は「通信環境や機器がなければ、教育の公平性が保てない。(児童は)おはじきなどの物を使ったり、直接触れたりするから関心を引き付けられる。少しでも早く、直接元気な笑顔を見たい」と話した。

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