「曲里の松並木」魅力知って 八幡西区の市民団体がPR

西日本新聞 北九州版 米村 勇飛

今秋には夜市を計画

 北九州市の市指定史跡「曲里(まがり)の松並木」(八幡西区)を保存・活用して地元の魅力向上につなげようと、市民団体「チーム松並木」が昨年9月から活動している。毎月の清掃活動などを行うほか、松並木の魅力を知ってもらおうと、今秋に夜市も計画。目指すは「地元住民の憩いの場となる観光名所」だ。

 曲里の松並木は、旧長崎街道の宿場町として栄えた黒崎にあり、江戸幕府によって整備された。1940年代までは同区の黒崎から木屋瀬付近まで多くの松があったという。現在は岸の浦地区の約300メートルにわたって、約600本の松並木がある。

 「チーム松並木」の発足を呼び掛けた武智充代表(48)によると、松並木は江戸時代の風情が残る歴史ある場所だが知名度はいまひとつ。夜になると薄暗く閑散としているという。武智代表は「せっかくのロケーションを生かさない手はない」と、地元関係者に呼び掛けて昨年9月に活動を開始。毎月1回、メンバー約30人で周辺の清掃活動を行ったり、魅力向上のイベントを企画したりしてきた。

 魅力の周知を目指して今秋には夜市「黒崎なりきり宿場夜市」を企画。松並木を50個のLEDライトでライトアップする。新型コロナウイルスの影響で3月末の実施が延期となったが、「まずは地元の人に足元の魅力を知ってもらわないと始まらない」と企画した。屋台のほかにも、長い歴史を感じてもらおうと、和装のコスプレコンテストや紙灯籠の設置なども行う。

 直近の目標は、松並木のライトアップの常時実施と、より安全な場所にするための防犯カメラの設置だ。武智代表は「多くの人に訪れてもらうための取り組みの一環。将来的には景観に配慮した休憩所や茶店なども整備して、住民や観光客問わず集える場所にしたい」と意気込んでいる。 (米村勇飛)

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