公園に だれも いないとき…

西日本新聞 オピニオン面

公園に だれも いないとき/ぶらんこは/ひとり しょんぼりと/たたずんでいるように 見える。まどみちおさんの詩「ぶらんこ」

▼いつもなら子どもたちの笑い声が初夏の日差しに輝く大型連休。新型コロナ禍のことしは、公園のぶらんこもロープで縛られ、しょんぼりとたたずんでいた

▼緊急事態が延長され、連休明けも重苦しい日々が続く。待ちかねていた学校の再開も先延ばしになった。4月にピカピカの1年生になったけど、一度も登校できず、級友の顔も知らない子もいよう

▼一ねんせいに なったら/一ねんせいに なったら/ともだち ひゃくにん できるかな。この詩もまどさんの作品。♪一ねんせいに なったら-と繰り返し口ずさめば、学校という新しい世界に飛び込む子どもたちのわくわくが伝わってくる。それだけに、今は切ない

▼学校の再開はいつになろう。暑くてじめじめしてきたら、コロナのやつもおとなしくなるだろうか。小1と小6、中3の3学年の登校を先行させようか、いっそのこと入学の時期を9月にしてしまおうか。そんな話があれこれと

▼子どもたちの心身の健康が何より。でも、このままでは勉強が遅れてしまう。算数よりずっと難しい問題を、大人は一生懸命考えねば。ひゃくにんで わらいたい/せかいじゅうを ふるわせて/わっはは わっはは わっはっは。そんな日を子どもたちに早く届けたい。

PR

春秋(オピニオン) アクセスランキング

PR

注目のテーマ