コロナで苦境の映画配給会社支えよう 寄付の返礼にロケ地特産品

西日本新聞 ふくおか版 野間 あり葉

 社会派の映画の上映などを手掛ける協同組合「ジャパン・スローシネマ・ネットワーク」(JSN、仙台市)の加盟社が、新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に立っている。上映会の中止が相次いでいるためで、JSNの応援者たちが支援活動を企画。寄付を募り、加盟社の存続資金などに充てる一方、返礼品として映画ロケ地の特産品を購入し、寄付者に届ける取り組みを始めた。

 JSNは2014年に発足し、全国12の配給会社が加盟。福岡県内で唯一、JSNに加盟する「九州共同映画社」(福岡市)は、人権や平和などをテーマとした作品700本超を学校や公民館などで上映してきた。だが感染拡大で上映が軒並み中止となり、井上裕治社長は「8月までの収入はゼロ」とため息をつく。

 3月にJSNの応援者たちの間で寄付の話が浮上。加盟社が企画、配給した4作品の撮影地だった北海道、宮城、埼玉両県の米やサバの缶詰、せんべいなどの特産品を返礼品に選んだ。4月から1口5千円の寄付を呼び掛けている。

 井上社長は「これからも人々に映画を届けたい。寄付してもらうだけでなく、撮影地も元気にできれば」と話す。同映画社=092(741)7112。 (野間あり葉)

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