連休の九州、人出に濃淡 天神・博多駅は8割減 佐賀は3割増の日も

西日本新聞 社会面 前田 倫之

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、大型連休中の人出は全国で大幅に減少した。「特定警戒都道府県」の福岡県では、繁華街の福岡市・天神やJR博多駅周辺の午後3時台の人出が、昨年の大型連休中に比べて8割減となる日もあった。外出自粛ムードが浸透し、九州各県の中心部でも減少したものの、地域によって減少幅にばらつきがあり、拡大防止の取り組みや意識に差がある現状が浮かび上がった。

 内閣官房が公表するNTTドコモによるスマートフォンの位置情報を使った推計を基に、九州の主要都市中心部の人出(データがある4月30日~今月6日の平均)を昨年の大型連休(4月27日~5月6日の平均)と比較した。

 これによると、天神75・09%減、博多駅76・14%減で、政府が掲げた「接触機会の8割削減」には届かなかった。このほか、新別府町(宮崎市)75・86%減▽長崎駅(長崎市)59・80%減▽通町筋(熊本市)59・76%減▽天文館(鹿児島市)50・47%減▽大分駅(大分市)48・27%減。佐賀駅(佐賀市)は4月30日と今月1日は昨年平均より3割増えたが「要因は不明」(市担当者)。連休中は5・71%減と数字上は昨年並みだった。

 一方、九州にある観光地の減り幅は低調だった。KDDIが全国23カ所を対象に実施した連休最終日の6日と昨年の連休平均の比較調査によると、伊勢神宮(三重県)95・8%減、軽井沢駅(長野県)94・6%減、江の島(神奈川県)79・6%減なのに対し、観光通り(長崎市)36・2%減、熊本城公園(熊本市)56・1%減、由布院(大分県由布市)56・0%減にとどまった。 (前田倫之)

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