福岡の新規感染1日0-3人 直近1週間

西日本新聞 総合面 大坪 拓也

 福岡県内の1日あたりの新型コロナウイルス感染者数は、直近1週間では0~3人とピーク時から激減。7都府県で最も低く推移しており、現状を維持できれば県の休業要請解除は現実的となる。ただ、北海道では小康となった後に感染が再拡大しており、なお警戒を続ける必要がありそうだ。

 宣言が出た4月7日、福岡県は週末や夜間の繁華街に加え、平日昼も外出自粛とした。その後、11日には1日として最多となる43人の感染を確認。同日を境に感染者数は減少傾向に転じたものの、14日には一部店舗などへの休業要請を決めた。街の人出は大幅に減少。その効果もあってか、5月3日には39日ぶりに新たな感染者がゼロになった。

 宣言翌日の4月8~14日の新規感染者数(1日平均)は約30人。感染経路不明も51%を占めたが、4月30日~5月6日は約1・7人までに減り、経路不明も25%に半減した。福岡県と同時に宣言対象となった東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫の6都府県は、同期間に約4・3~約91・9人で推移しており、違いは明白だ。

 地域ごとの差はあるが、県内全体で見れば医療逼迫(ひっぱく)の状況も脱しつつある。一時は入院患者を受け入れる病床300床の8割以上が埋まっていたが、現在は430床まで増やした上に300床近い空きがある。

 ただ、国の専門家会議によると、福岡県の10万人当たりの累計感染者(4月30日時点)は全国で8番目に多い12・7人で、潜在的な感染リスクが低いと言えるレベルには至っていない。

 北海道では、独自の緊急事態宣言を解除した後の4月に入り、第2波が押し寄せた。県は「外出自粛が緩めば感染者が再び急増する可能性もある」としており、慎重に出口戦略を探る方針だ。 (大坪拓也)

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