「経済活動再開へ道筋」 北九州市長が表明、クラスター対策強化も

西日本新聞 北九州版 内田 完爾

 北九州市の北橋健治市長は8日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大について、「地元経済は追い込まれており、社会・経済活動の段階的な再開への道筋が喫緊の課題」と述べ、感染者集団(クラスター)の対策強化など、休業要請の解除後を見据えた準備を進める方針を表明した。また、閉鎖中の有料市立公園6カ所のうち、響灘緑地グリーンパーク(若松区)など4カ所を13日から再開すると発表した。

 市によると、市内での4月16日以降の新規感染者は5人で、9日間ゼロが続いている。北橋市長は市内の感染状況は比較的落ち着いているとの認識を示す一方で、「警戒を怠ってはいけない。すぐ自粛モードに戻れるようにしておく」と言明。クラスター対策として、濃厚接触者特定のための市職員による調査チームを新設する考えを示した。

 市内の医療機関の感染症対策などに取り組むNPO法人「北九州地域感染制御ティーム」から助言を受ける体制も構築するとしている。

 このほか、「社会的距離」をとるための店舗の改装を行う事業者向けの新たな助成金を検討する考えも示した。

 市立公園については、同グリーンパークのほか、白野江植物公園(門司区)▽山田緑地(小倉北区)▽平尾台自然の郷(小倉南区)の13日からの再開を決定。到津の森公園(小倉北区)とひびき動物ワールド(若松区)は13日以降、動物と人との感染防止策が整い次第再開するとしている。

 18日以降に開始する小中学校の分散登校は、児童の生活面の確認や心のケアを行う。

(内田完爾)

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