医療従事者の“盾”となれ 段ボール製のコロナシールド寄贈

西日本新聞 社会面 竹次 稔

患者との接触を軽減

 新型コロナウイルス感染が疑われる患者を診察したり、PCR検査の検体を採取したりする医療機関の関係者を最前線で守る段ボール製の防護用具(シールド)を、北九州市のソフトウエアなどの商品企画会社「スターボール」が製作、販売している。8日、福岡県医師会に30台を寄贈した。

 同社の渡邊充紀(あつのり)代表は3月上旬、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者らを受け入れた聖マリアンナ医科大病院(川崎市)が、検体を採取する際などに二次感染を防ぐ手作りのシールドを考案していると、同病院と関係のある知人から聞いた。すぐにホームセンターで段ボールなどを買って自作。重症者の受け入れを続けている同病院に試作品を持ち込むなどして同月末、県内のメーカーに製造委託して量産するまで行き着いた。

 高さ1・5メートル、幅60センチのシールドは患者と医師の間に設置して接触を軽減。中央部に両者の顔が見えるよう窓があり、使い捨ての手袋で検体採取などができる。撥水(はっすい)加工のためアルコール消毒が可能で、折りたたみ式なので移動しやすい。患者ごとに防護服やマスクなどを取り換える回数も減らせるという。

 価格は1台3万円(税別)。既に約300台を生産し、首都圏を中心に、検体を採取する医療機関や軽症者らを受け入れるホテルのほか、問診時に使いたいと診療所などからも注文が続いている。渡邊代表は「最前線で頑張っている医療関係者のために作った。世界中で使ってもらえれば」と話している。

(竹次稔)

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