『琉球王国の象徴 首里城』 當眞嗣一 著 (新泉社・1760円)

 琉球王国の政治・経済・文化・外交の中心的役割を果たしてきた首里城は沖縄戦で灰じんに帰した。「県民の悲願」が実り再建されたものの、昨年の火災で焼失したことは記憶に新しい。本書は、正殿復元に伴う発掘調査にも深く関わってきた著者が、沖縄を代表するグスクとしての首里城の特色や、大交易時代の繁栄をしのばせる陶磁器など出土品について解説する。「首里城は戦乱や火災による焼失を乗り越えて再建をくり返し、再建のたびに、その当時のあらゆる技術を内外から導入し応用発展させてきた姿そのもの」と、著者。

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