増える自炊派、味に工夫 動画活用、プロの技に挑む

 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が求められる中、自炊に挑戦する人が増えている。買い物をする時間帯に配慮したり、動画投稿サイトに上げられているレシピを見ながらプロの味に挑んだり、それぞれが工夫しながら取り組んでいる。

 福岡県桂川町の地域おこし協力隊、浜口廣宣さん(27)は、九州でも感染が確認されるようになった2月後半ごろから自炊をするようになった。なるべく密集を避けようと、食材の買い出しは午後8時以降や、休日の朝に行くことが多いという。

 ある休日、浜口さんは「簡単に作れるよ」と職場の同僚から教えてもらったカルボナーラに挑戦。卵や生クリーム、粉チーズなどを混ぜたソースにゆであがった麺を投入、手際よく混ぜた。

 料理は元々嫌いではないが、働きだしてからは後片付けが面倒に感じ、遠ざかっていた。「自炊は時間が無いとなかなかやらない。今度はカレーをルウから作ってみたい」

 抜きがちだった朝食には、豆乳や飲むヨーグルトを取るようになった。浜口さんは「これを機に健康志向になろうと思う」と話す。

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 これまでほとんど自炊をしていなかったという嘉麻市の会社員、浦田千恵子さん(29)。現在は、体育館が休館中で社会人バドミントンに参加できない夫の航希さんの健康を気遣い、野菜や豆腐、鶏のささみなどを使ったヘルシーなメニューを心がける。

 夫婦ともにお酒が大好きで「居酒屋に行けないストレスが大きい」(千恵子さん)といい、週に1回は「好きな物を食べていい日」を設定。先日は、人気飲食店が動画投稿サイト「ユーチューブ」に上げている料理動画に沿って手羽先の唐揚げに挑戦した。だが「お店で買うのはもっとジューシーでサクサク。家では再現できない…」と苦笑い。「頑張って作っているけど、やっぱり自分で作るご飯より、お店の方がおいしい。落ち着いたらいっぱい食べに行きたい」と語った。 (丸田みずほ)

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