核廃絶へ、オンラインで「勉強会」 全国から600人参加 長崎県

西日本新聞 長崎・佐世保版 徳増 瑛子

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、米ニューヨークで開催予定だった核拡散防止条約(NPT)再検討会議が延期され関連イベントの中止も相次ぐ中、平和への理解を深めるオンライン上での勉強会や意見交換会が盛んに行われている。インターネットを使った活動は、場所や人数の制限なく多くの人と交流できるというメリットがある。

 核兵器廃絶を訴える活動に取り組む非政府組織(NGO)「ピースボート」(東京)は4月下旬、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」と動画投稿サイトユーチューブを使い来年に延期となったNPT再検討会議の論点や現状を解説するイベント「オンラインNPT再検討会議2020」を開催。長崎大核兵器廃絶研究センターの中村桂子准教授らが「登壇」し、全国から約600人が登壇者の話に聞き入った。

 中村准教授は核軍縮への取り組みは「すべての締約国に課せられている」と説明し、日本は核の傘に依存しているが「何をするか問われている」と強調した。

 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の国際運営委員でピースボート共同代表の川崎哲さんは「(新型コロナの)世界的脅威に立ち向かうには国際協力が重要。被爆75年のこの年に核の非人道性へのメッセージをどう打ち出すかが重要」と述べた。

 一方、平和活動に取り組む「ナガサキ・ユース代表団」は同イベントで、17日にオンライン上でこれまで学んできたことや平和へのメッセージを発信するプレゼンテーションを行うことを発表。登壇した他の平和活動家、大学生などからもオンライン上での様々な活動が報告され、対面でのイベントが減っても、活発な議論が期待できる状況がうかがえた。 (徳増瑛子)

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