ロボコン、オンラインで白熱 福津市の教室が臨時開講

西日本新聞 ふくおか版 郷 達也

「コロナ撃退ロボ」も

 福津市日蒔野の子ども向けロボット・プログラミング教室「J Space」が、オンラインのロボットコンテストを開催した。新型コロナウイルスの影響による学校休校に伴い、同教室も休講中だが、「空いた時間を無駄にせず、少しでも子どもたちが力を発揮する場を」と“臨時開講”した。「コロナ撃退ロボ」などさまざまな手作り作品が登場し、子どもたちの豊かな発想力が随所に現れた。

 教室の足立憲正代表(40)はトヨタ自動車や大手ロボットメーカーを経て昨春教室を開講。ロボットの動かし方はもとより、独自の3D設計図を使って小型自動運転車を組み立てるなどエンジニアの経験を生かしたユニークな指導が人気を呼び、会員は90人を数える。

 本年度から、小学校でコンピューターのプログラミング教育が必修化されたが、休校の影響で実施は先送りの状況にある。4月から対面での教室もやむなく休講としたが、創造力や問題解決能力、自主性を育み、オンラインでのプレゼン(発表)技術を高めてもらおうと、足立さんやスタッフの三牧佳菜さん(35)がロボコンを企画した。

 コンテストで活用するビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」の使い方講座も事前に実施。4月25日に開いたロボコンには約45人が4グループに分かれて参加し、1人3分以内でプレゼンに挑んだ。

 作品の課題は「人の役に立つロボット」。体の中で薬を作る「お医者さんロボット」やゴキブリ退治ロボ、探し物タイムマシンのほか、レゴブロックで作ったウイルス感染を防ぐ「新型コロナ撃退ロボ」もお目見えした。生徒たちは厚紙や段ボール、アクリル板など身近な素材を利用し、小さい子はアイデアを絵にして披露した。

 足立さんは、子ども2人が通う地元の福間南小が休校中に始めたオンライン朝礼でZoomの使用法をサポートするなど地域貢献活動にも積極的。「対面のコミュニケーションも重要だが、オンライン画面上の限られた情報の中で相手の気持ちや状況をどうくみ取るか、子どもの頃から慣れるのも大事」と語った。

 コロナ禍を受け、オンラインコースを11日に開講する。教室の詳細はhttps://j-space.jp/ (郷達也)

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