久留米市のコロナ感染10日連続ゼロ 保健所「油断せず3密回避を」

西日本新聞 筑後版 山口 新太郎

 福岡県久留米市は11日、新型コロナウイルス感染の疑いでPCR検査した6検体は全て陰性だったと発表した。これで今月1日に46人目の感染者が判明して以降、市内の感染者ゼロは10日連続となった。市は、外出自粛の効果としつつ「油断せずに、感染しない、させない取り組みを続けてほしい」と市民に呼び掛ける。

 市によると、11日までに565件のPCR検査を行い46人の感染を確認。10日現在で26人が回復した。入院者数は一時20人を超え、病床不足の恐れもあった。軽症者がホテル療養するようになって解消、現在は7人が入院、12人がホテルに泊まる。3日には70代男性の死亡を発表した。

 市内では3月31日に初めて、海外渡航歴のある20代女子大学生の感染を確認。その後は海外渡航歴がなく感染経路不明の感染者が断続的に発生した。市によると感染経路不明は9人で、そこから家族や、会食した友人、知人など濃厚接触者に感染が広がるケースも。

 4月21日にはナイトクラブの外国人女性ダンサーの感染が判明。同居ダンサーや、密閉空間の店の客に感染が広がり、翌22日には筑後地区初のクラスター(感染者集団)となった。関連する別のナイトクラブとキャバレーを含む計3店で、感染者数は27人にも上る。

 市によると市内の陽性率は9・3%(今月10日現在)で、県全体の6・4%(8日現在)を上回る。

 市保健所長の内藤美智子医師(公衆衛生学)は「ナイトクラブ関連の調査を徹底したため、陽性率が高く出ている」と分析する。

 一方、感染経路不明感染者は4月19日が最後。「状況は落ち着き医療体制にも余裕が出ている。これを維持するため手洗いや密集、密接、密閉の『3密』回避を徹底してほしい」と強調した。 (山口新太郎)

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