正解はどっちだ。新型コロナウイルスの感染状況の評価で…

西日本新聞 社会面 古川 努

 正解はどっちだ。新型コロナウイルスの感染状況の評価で、熊本県は「拡大傾向」とし、熊本市は「縮小傾向」とする。なぜ正反対なのだ。

 不思議な現象もある。拡大傾向とする同県が休業要請を解除・緩和する一方、縮小傾向とする同市が外出自粛の継続を市民に訴えている。評価と対応がねじれているのだ。

 市の姿勢は、経済よりも命優先。11日連続の感染確認ゼロの後、再び感染者が出たのだから「縮小傾向だが、まだまだ気を緩めてはいけない」という慎重さはあり得る。

 では、県はどうか。「縮小傾向」と言ってしまうと警戒が緩む、との考えか。だが、拡大傾向としながら、休業要請を解除・緩和するのはなぜなのか。安全も重要だが経済優先という政治判断なら、それはそれであり得るが、説明が足りないように思う。

 疑問は解消してほしい。子どもから「なぜ?」と尋ねられたとき、県民の誰もが答えられるように。 (古川努)

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