香りを作る調香師、どんなお仕事? こども記者が取材

西日本新聞 こども面

 花や草から取り出した天然の成分で「香り(アロマ)」を作っている会社があります。こども記者たちが福岡市博多区にある「リーモ・トロージェン」をたずね、香りを作る調香師の仕事や「いい香り」が持つ力について取材しました。

【紙面】香りを作る調香師さん

 たずねたのは2月。ビルの中に入って階段を上っていくと、ふんわりといい香りがしてきました。むかえてくれたのは調香師の森祥子さん(41)。「調香」とは、いくつもの香りを混ぜ合わせてオリジナルの香りを作ることです。

 森さんは「注文を受けて、お客さんがイメージする香りを作っている」と説明しました。「『いい香り』と思うことで体がいろんないい反応を起こすんですよ」と森さん。「がんばろう」と思える香りがあれば、ちょっと学校に行きたくないなと思ったときにも役立ちます。会社やお店からは集中力が上がる香りや、つかれた体をリラックスさせる香りの注文があるそうです。

 調香をする部屋の棚には、なんと天然の香りの素(精油)が約100種類もありました。森さんは「精油は植物からとれる天然の成分。季節や環境によって香りも変わります」と教えてくれました。化学薬品から作る合成の香りではなく、植物からとれる香りだから心や体に優しいそうです。

 こども記者も調香の体験をしました。テーブルの上には8種類の小さな精油のびん。コアラが食べる「ユーカリ」はすっきりした香りで、木の樹液からとれる「フランキンセンス」は心を落ち着かせるそうです。オレンジやレモンの精油もありました。

 好きな組み合わせを考え、垂らす精油は合計で15滴。アルコールや水も一緒に混ぜ、世界で一つだけのアロマスプレーをつくりました。まるで魔法の薬を調合しているような、ふしぎでドキドキする作業でした。

■野口明香里記者 福岡市・大池小6年

 「家でシャキッとやるきのでる香り」というスプレーを作った。オレンジの香りは本物を食べているような気分になった。できた香りを森さんにほめてもらってうれしかった。天然アロマには薬理作用があり、元気になったり良くねむれたりするそうだ。

■徳永周士記者 福岡県新宮町・新宮東小5年

 ぼくは家で勉強に集中するために「スペシャル勉強」というスプレーを作った。これから、新聞やテレビ、ラジオなどからも香りが出てくるようになったらその場の様子がよりくわしく伝わっていいなと思った。そんな世の中になるのが楽しみだ。

■山口百花記者 福岡市・香椎第3中1年

 スプレーは「スッキリおちつく香り」というイメージ通りになり、家も心地よい空間になっている。香りと記憶が結びつき、その時を思い出したり、なつかしくなったりする。植物由来の香りにはいろんな効果がありすごいなと思った。

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