カワセミ、ムクドリ…福岡市の川辺で野鳥のさえずり追う 愛鳥週間

 今年も愛鳥週間(10~16日)がやってきた。いつもなら、川のせせらぎを聞きながら、鳥のさえずりを楽しめる季節だが、コロナ禍で気軽に外出もできない。それでも鳥たちの様子を知りたくて、福岡市内の川辺を歩いた。

 身近で野鳥が観察できる多々良川河口(同市東区)を訪ねると、絶滅危惧種で冬の渡り鳥のクロツラヘラサギが羽を休めていた。この時期には繁殖地の朝鮮半島などに渡っているはずだが…。野鳥の生態に詳しいNPO法人ふくおか湿地保全研究会の服部卓朗理事長によると、梅雨ごろまでとどまることがあるという。

 突然、近くでバシャバシャと暴れるような音がした。双眼鏡を向けると、カワウが大きな魚を飲み込もうとしている。鋭い背びれで喉を切らないかハラハラしたが、魚を水面に激しくたたきつけ始めた。格闘すること約2分。魚をくわえて悠々と飛び去った。そのうち、瑠璃色の鳥が飛び始めた。渓流の宝石といわれるカワセミ。「こんな河口でもよく見掛けます」と散歩中の男性は話した。

 川のほとりでは愛らしいムクドリの姿も見られたが、地域によっては厄介者扱いされるケースもある。「愛鳥週間を機に、野鳥と人間がどのように共生していくかを考えるきっかけになれば」。服部理事長の言葉にうなずいた。

(柿森英典)

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