子どもが公園で遊ぶのはダメ?専門家に聞くリスクと注意点

西日本新聞 社会面 本田 彩子

 外出自粛が続く中、子どもが公園など外で遊ぶことは許されないのだろうか。

 大阪大の朝野(ともの)和典教授(感染制御学)は「マスクを着用し、手洗いをする。着用できない年齢であれば、お互いに距離を取って遊べば問題はない」と言う。

 新型コロナウイルス感染症に関する政府の専門家会議は4月22日、公園の利用者が増えているとして、人が多く集まる時間の利用を避けるよう求めた。自治体の多くは滑り台などの遊具の利用を禁止している。

 朝野教授は、遊具は人が密になりやすく、不特定多数の人が触るという点でリスクがあるとみる。その上で「子ども同士の感染リスクは低く、大人が子どもにうつすケースがほとんど。子どもの外遊びを注意するよりも、大人が感染しない生活を心がけることの方が重要です」。

 日本小児科学会もホームページ(HP)上で「感染対策は重要だが、可能な範囲で通常の日常生活を続けることも子どもの成長や発達には不可欠」と指摘。(1)同居しているきょうだい、家族同士で遊ぶ(2)屋外では他人との接触を避ける-などのルールを守った上で、外遊びは可能だとの見解を示している。

 自然遊びの普及を進める公益社団法人「日本シェアリングネイチャー協会」(東京)は専門家会議の意見を踏まえ、「コロナに負けない外遊び」として(1)災害時の自宅からの避難経路をたどる「防災散歩」(2)草花を使った指輪やささ舟作り(3)空に浮かぶ雲の形の変化を観察-といったアイデアをHP上で紹介している。

 同協会の藤田航平さんは「『外遊び』と言うと、公園の遊具やボールが使える場所を考えがちだが、例えば公園の草むらは人が少ない。外で自然とふれ合いながら遊んでほしい」と話した。 

(本田彩子)

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