ドライブスルー方式に活路 「3密」避け、自慢の料理を提供へ

西日本新聞 ふくおか都市圏版 上野 洋光 後藤 潔貴

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎながら、生き残りを模索する飲食店などがドライブスルー方式の販売に力を入れている。「3密」を極力避け、店舗の垣根を超えた豊富なメニューを提供できることから、利用者にも好評だ。

 福岡県筑紫野市では、市内の大型駐車場を利用したドライブスルー型ショッピングが週末に実施されている。次回は17日だが、開催場所は固定されておらず、販売商品や場所は前日の午前中までにインターネット上の情報サイト「ていくぁちくしの」で公開されるという。

 企画したのは筑紫野市商工会など。ドライブスルー方式は、外出自粛が続く中、売上激減に苦しむ飲食店への支援策の一環。サイトでは出前や持ち帰りができる飲食店も紹介している。

 今回は、サイトに加わる飲食店約30店舗が弁当や菓子、加工食品を持ち寄り、大型店舗などの駐車場を借りて販売を始めた。「密閉、密集、密接」を避けるため、店舗側は納品のみ。少人数のスタッフが車中に待機する来場者の注文を受け、販売する仕組み。

 4月26日、5月3日に開催し、各種弁当は1時間半ほどで売り切れる好評ぶり。6日には来客が激減している二日市温泉「天然温泉博多湯」の温泉水を無料配布する特別イベントも開催。2時間余りで約40台の車が来場し、計2千リットルを配布したという。

 17日は午前10時~午後1時に開催する。購入者には、手指消毒液としても使える次亜塩素酸水をペットボトルなど容器を持参した希望者に無料配布(計2千リットル分)する予定。

 情報サイトへの参加は、当初の2倍を超える46店舗まで増加。スタッフの一人は「サイトを見て、注文をしてくれる市民も増えた。今後も支援策を拡充していきたい」と話している。 (上野洋光)

   ◇    ◇

 粕屋町若宮1丁目の町立図書館駐車場でも、ドライブスルー方式でおいしい料理を購入できる「テークアウトマルシェ」が行われている。新型コロナウイルスの影響で売り上げが激減している町内の居酒屋など6店舗が協力し、自慢の料理を提供している。

 自粛要請を受けて町内で経営するダーツバーを3月末から休業している牟田佳正さん(52)が、知り合いの飲食店に呼び掛けて企画。町と商工会の協力も得て、閉館中の図書館駐車場で11日から始めた。今後、規模拡大も検討中という。

 ホルモン焼きそば、唐揚げ、豚骨カレー、黒毛和牛テールシチューなど、各店自慢のメニューが並び、利用者は車に乗ったまま注文してもらう。支払い、料理の受け取りもできる。

 利用者からは「もっと早く始めてもらえれば良かった。食べて応援したい」と好評だ。営業は31日までの午前11時半~午後6時半。 (後藤潔貴)

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