面会禁止はいつまで 連載・霹靂の日々【24】大島一樹

西日本新聞 くらし面

 今回は、時系列から少し離れて今現在の状況を。世界中に猛威を振るうコロナ禍。当然私やオクサン、家族にも大きく影響しています。みなさんも同じだと思いますが、被介護者を抱える一人としては、大変な昨今。

 病院は面会禁止になってすでに1カ月がたとうとしていますし、音楽制作やイベント企画をなりわいとする私のお仕事も、ほぼなくなりました。どうやって生きていけばよいのやら、見通しが立ちません。

 そんな中、気付かされたことがいくつか。オクサンの病院には普段、1日置きに通っていました。花を替えたり、顔や手足を丁寧に拭いたり、そしてストレッチにマッサージ、気功での治療、ヨーグルトも食べさせたり。

 それが今はできません。オクサンの回復のため病院に通っていた、と思っていました。確かにその側面が強かったと思います。おそらく今、オクサンのあちこちの関節はかなり硬くなっているでしょう。

 でも今の私の精神状態はと言うと、面会禁止が大きなダメージ。病院に通いオクサンの顔を見ることで支えられていたんだなと感じています。半分以上は自分のためだったのだと。

 終息の見えない状況は、オクサンが倒れたときにも感じた息苦しさ。それでもあの時と同じ、辛抱するしかありません。感染しないこと、させないことを考え、なんとか生き延びたいですね。 (音楽プロデューサー、佐賀県みやき町)

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