【動画あり】コロナに負けず漫才法話 球磨郡の住職コンビ動画配信

 お寺の法話といえば、お堅くてちょっと退屈。そんなイメージを崩して仏教に親しんでもらおうと「漫才法話」に取り組む僧侶2人組がいる。熊本県球磨郡の浄土真宗本願寺派のコンビ「Seppo-CCQ」は、結成8年目。新型コロナウイルスの感染拡大で、家で過ごす時間が長くなった人に元気になってもらおうと、動画投稿サイトユーチューブ」での配信を始めた。

 「どうもー弘紹(こうしょう)です」「どうもー教顕(きょうけん)です」。寺の講堂の映像に、僧衣の下にネクタイを締めた2人が現れる。マイクの前で繰り広げる漫才のネタは「お寺の掲示板がアツいの?!」。関西弁でボケと突っ込みを繰り返し、最後は輪廻(りんね)転生の意味を説く。軽妙なせりふの掛け合いや動画のテロップは、本物のテレビ番組のようだ。

 2人は、多良木町の慈願寺住職、那須弘紹さん(53)と湯前町の明導寺住職、藤岡教顕さん(45)。30代前半までタレント活動をしていた那須さんが、仏教を身近に感じてもらうために漫才形式の法話を考案し、同じ宗派の藤岡さんを誘って2013年にコンビを結成した。

 お笑いは素人だった藤岡さんも相方の指導で芸を磨き、漫才法話は「難しそうだったけれど、楽しくて分かりやすかった」「当たり前の暮らしの中に幸せがあるんだと実感した」と評判に。学校や社員研修などに引っ張りだこで、県内外で2人がこなす公演は、年間約30回に上った。そんな中、コロナ禍に見舞われた。

 3月以降の予定が全てキャンセルになったが、へこたれなかった。逆境をばねに、2人は「家に閉じこもってギスギスしがちな人の気持ちを和らげたい」とユーチューバーデビューを決意。那須さんの知人に撮影と編集を頼み、先月19日に第1弾を公開した。これまでに投稿した動画は4本。今後の投稿ペースは未定だが、あと数本は公開するつもりだ。

 「ユーチューブを入り口に、仏教と視聴者の新たなご縁を広げたい」と那須さん。藤岡さんは「動画を見て、少しでも明るい気持ちになってくれれば」と願っている。 (中村太郎)

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