感染激減、外出自粛が奏功 福岡県内直近1週間は1日0-2人

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除が決まった福岡県では、直近1週間(7~13日)の新規感染者は計5人、1日当たりも0~2人でピーク時から激減した。県を挙げた外出自粛が減少傾向につながったとみられる。ただ解除による「気の緩み」を指摘する声もあり、人となるべく接触しないなどこれまで同様の警戒は必要だ。

 県内では2月20日に福岡市で、九州でも初めてとなるウイルス感染を確認。4月7日の宣言後、県は、不要不急の外出自粛▽在宅勤務▽県をまたぐ移動を避ける-などを強く要請。週末や夜間の繁華街に限っていた外出自粛要請は、平日の昼間にまで拡大させた。大通りからは人波が消え、街は静まり返った。

 4月11日には1日当たりとして最多となる43人の感染を確認。県は同14日、カラオケ店やパチンコ店などに休業要請し、飲食店にも午後8時までとする営業時間短縮を求めた。人出はさらに減り、外出自粛ムードが浸透した。

 大型連休中は、福岡市・天神やJR博多駅周辺の午後3時台の人出が昨年と比べて8割減となる日もあった。そうした行動抑制の結果、5月3日には39日ぶりに新規感染者がゼロになった。同4日以降も0~2人で推移している。

 この間、福岡市や北九州市などは休業要請に応じた店舗向けの賃料補助など独自支援策を決定した。ただ長引く休業により、資金繰りに窮する中小企業や店舗が続出、深刻な影響が出ている。宣言解除後、経済活動がいつごろ本格再開となるかは見通せない状況だ。 (郷達也)

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