災害に備える「薬局車両」 コロナ禍…「密」意識し実地訓練

 第一薬科大(福岡市南区)は14日、新型コロナウイルス禍が続く最中に自然災害が起きた場合に備え、薬局機能を持つ車両「モバイルファーマシー」を使い、避難所で感染防止を徹底しながら処方薬をスムーズに提供できるよう、実地訓練を行った。

 同車両は、薬品保冷庫や調剤器具、薬を袋に小分けする自動分包機などを装備。移動薬局として被災地に乗り付けることができる。

 訓練は、震度7の地震で地域の薬局が被災して機能せず、福岡市の要請で同車両が避難所に出動-との想定。薬剤師の資格を持つ教員らが、処方薬を求める患者に対し、検温や問診でウイルス感染疑いの有無を判別して別の動線で誘導したり、調剤担当者と薬の患者への手渡し担当者が互いに接触しないようにしたりするなど段取りを確認した。

 訓練を統括した地域医療薬学センターの窪田敏夫教授は「感染症防止を念頭に置いた訓練は初めて。実際の混乱する現場でも、適切な動線や薬剤師同士の距離を確保できるか、などの課題を洗い出せた」と話した。 (長谷川彰)

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