東京に暮らしていて最近、テレビでこの人のマスク顔を見ない日はない…

 東京に暮らしていて最近、テレビでこの人のマスク顔を見ない日はない。新型コロナウイルス対応に奔走する小池百合子都知事。「感染爆発 重大局面」「『密』です」「ロックダウン(都市封鎖)」…。印象深い言葉を駆使した発信もひときわさえている。

 毀誉褒貶(きよほうへん)の激しい政治家と思う。2016年に都知事の座を獲得し、17年の衆院選では希望の党を旗揚げして安倍晋三首相を脅かしたが、「排除」発言で失速した。今回のウイルス危機で表舞台に復活し、政府の尻をたたくように強い措置を打ち出し、「頼もしい指導者」と映っている。

 政治アナリストの伊藤惇夫さんは近著「消えた『風圧』 絶滅危惧政治家図鑑」で、小池氏を「男気(おとこぎ)を兼ね備えたギャンブラー」と評した。6~7月の都知事選、小池氏が再選を目指すのはほぼ既定路線だ。都知事として来夏の東京五輪を成功に導けたとしたら、勝負師の切る「次の札」は何だろう。 (小野浩志)

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