九州豪雨被災地農業、復活へ一歩 日田市大鶴地区で作付け

 九州豪雨で被災し、県が整備事業を進める大分県日田市大鶴地区の一部農地で作付けが始まった。事業は2023年度の完了予定で、作業しやすい農地を整備して高齢化が進む同地区での持続可能な農業を目指す。関係者は「被災地域の農業を復活させたい」と意気込む。

 豪雨では同地区の大肥川が氾濫し、田畑に多くの土砂や流木が入り込んだ。県は同地区の流域15ヘクタールの農地で19年度から整備事業を開始。農機具を使いやすくするために大区画化し、排水路や農道なども整備。大鶴・夜明両地区で米や麦などを栽培する農事組合法人「大肥郷ふるさと農業振興会」が大部分を耕作する。

 1日には、土砂の撤去や土の入れ替えが終わった畑で、同市夜明上町の新規就農者田代大作さん(39)がピーマンの苗を植えた。田代さんは「車も畑のすぐ近くに入れ、日当たりも良好。農地としては最高です」と喜ぶ。県の担当者は「元々、畑作が盛んな地域。農業の復活に向け、工事や営農指導など多面的に協力をしていきたい」と話した。(笠原和香子)

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