「県外お断り」に夜の街困惑 HTB再開、家族連れ笑顔 長崎

西日本新聞 長崎・佐世保版 宮崎 省三 徳増 瑛子

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が解除されて初めての週末の16日、長崎県内で営業を再開したテーマパークにはあいにくの空模様の中、カップルや家族連れが訪れた。一方、観光客が利用する長崎港や周辺の飲食店はまばら。この日から再開する夜の街も、県が求める「県外お断り」に困惑していた。

 県内客限定で一部営業を再開した佐世保市のハウステンボス(HTB)。この春、就職で奈良県から佐世保市に引っ越してきた岡田瀬礼奈さん(23)は「昨日(15日)が誕生日だったので、友人にお祝いとして連れてきてもらいました。まだどこにも行けてなかったので、やっと佐世保に来た実感が湧きます」と笑顔で園内へ。入場口で来園者の住所確認を担当したHTB入社2年目の井上裕さん(23)は「まだ元通りとはいかないので複雑な思いはありますが、笑顔でお客さまを迎えたい」と話した。

 この日からは、スナックやナイトクラブなど接待を伴う店も休業要請が解かれたものの、のぼりなどで「県外客はお断り」などと示すよう求められている。長崎市の繁華街、銅座のスナック店員は身分証を確認するまでは考えておらず「仮に県外のお客さんと分かっても、断るなんてできない」と話した。

 長崎港は閑散としており、以前は観光客が目立った同市出島町の商業施設「出島ワーフ」では昼間のみ営業の店も。飲食店代表は「観光客が来なければ長崎の営業は成り立たない。むしろ『気を付けて長崎へ来てください』と呼び掛けてほしい」と訴えた。(宮崎省三、徳増瑛子)

長崎県の天気予報

PR

長崎 アクセスランキング

PR

注目のテーマ