長崎港の一角に停泊するクルーズ船「コスタ・アトランチカ」…

西日本新聞 社会面 稲葉 光昭

 長崎港の一角に停泊するクルーズ船「コスタ・アトランチカ」。船内の外国籍乗員たちに新型コロナの集団感染が起きて久しい。重症者が急増するのではという懸念もあったが、船内外での医療従事者の奮闘で、これまでそんな事態に至っていない。

 乗員は個室隔離され、陰性判明者の帰国が進む。気になるのは、コロナ終息後にクルーズ船の長崎寄港が戻るのかという点だ。横浜港での「ダイヤモンド・プリンセス」の騒動と合わせ、船旅自体が敬遠される可能性もある。長崎県の中村法道知事も記者会見で「(船旅の)需要に不安を持つ方々が増えているのではないか」と懸念を示した。

 同港は国内有数の寄港地。さらに寄港を増やそうと2隻同時接岸を可能にする事業が進む。来年は開港450年の節目でもある。終息後、どうすれば船内の安全を保ち運航や寄港を維持できるか。地元や船舶関係者に難しい課題を突き付ける。 (稲葉光昭)

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