「沖ノ島ごもり」でコロナ退散 福津市の神社で伝統の神事

 福津市上西郷の大森神社で17日、玄界灘の沖ノ島を遥拝(ようはい)し、疫病退散を祈願する「沖ノ島ごもり」があった。同市の農村地帯、手光地区の住人代表6人が参拝し、新型コロナウイルスの終息を願った。

 1890(明治23)年、旧宗像郡一帯で赤痢が大流行した際、島そのものが神として信仰されていた沖ノ島に数人の村人が小舟で渡り、疫病退散を祈ったことが始まり。例年、地区内の須賀神社で神事を奉納していたが、130年目の今年は新型コロナウイルスの感染防止で準備を簡素化するため大森神社に会場を移し、人数も絞って挙行した。

 伊東祐子宮司が太鼓を打ち鳴らし、コロナウイルスの退散を願う祝詞を奏上。神事の後は参拝者に疫防災の神札が配られた。桑田知明自治会長は「中止も考えたが、疫病退散の願いを込め実施した。一日も早く終息してほしい」と話していた。

(床波昌雄)

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