家族3人で手作り、カラフル風車200個 「譲ってほしい」の声相次ぐ

コロナ不安の中「地元に明るさを」

 大分県日田市の原口富美雄さん(81)方で、ペットボトルで作ったカラフルな風車約200個が初夏の風に吹かれ、「カラカラ」と音を立てて回り続けている。道行く人を楽しませ、地元の人たちも集落が明るくなったと喜んでいる。

 原口さんは3年前、鹿児島県から妻のやよいさん(58)と移住。豊かな自然の広がる日田は気に入ったものの、周囲が寂しいと感じていた。少しでも明るくできないかと考え、ペットボトルを拾い集め、風車にしようと思いついた。

 昨年11月ごろから、道の駅で買ったペットボトル風車を解体して作り方を勉強。近くに住む義弟の右藤広志さん(53)も加わって製作し、やよいさんが蛍光塗料などで色を付けた。

 道路に面した約30メートルに、10個前後の風車を取り付けた2メートルほどの竹十数本を立て並べると、すぐに注目され、地元の自治会長も「明るくなった」と感謝。「譲ってほしい」という声が相次ぎ、同市中津江村の住民や近くの幼稚園などのためにも作って贈った。これまで製作した数は300個を超える。

 3人は「新型コロナウイルスの終息が見えず、みんな不安な気持ちを抱えている。それだけに少しでも地元が明るくなってほしい。他地域にも広がってほしい」と笑顔で話す。今後は子供用に手持ちの風車を作ったり、希望者に作り方を教えたりしたいと考えている。

(鬼塚淳乃介)

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