日本一小さな火山?工場の奥に潜む250万年前のロマン

西日本新聞 北九州版 内田 完爾

 北九州市の工場構内に「日本一小さな火山」がある!?。耐火物メーカー「黒崎播磨」の本社と八幡工場(八幡西区)の敷地内にある妙見山(41メートル)は250万年前の火山の痕跡だという。どんな山なのか、同社を訪れてみた。

 同社の本社ビル屋上から望むと、工場の奥にこんもりとした、何の変哲もない緑の山がある。同社総務人事部によると、山の半分ほどが同社の所有地。草木が生い茂り、今では立ち入ることはないという。「裏山が休火山とは、若手の社員は知らないのかも」と、総務人事部の担当者は話す。

 妙見山は確かに低いが、本当に日本一なのだろうか。市立いのちのたび博物館(八幡東区)の太田泰弘学芸員に聞くと、「科学的に日本一小さいと断定するのは難しいけど、地元の“キャッチフレーズ”としては良いと思います」との答えだった。

 妙見山は富士山や阿蘇山のような噴火口ではなく、脈状に噴出したマグマが冷えて残ったものとみられるという。太田学芸員は「火山のイメージがない北九州で、250万年前のロマンを感じられる裏山です」と話している。

(内田完爾)

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