学生寮兼ホテル完成 久留米大医学部 患者や家族も宿泊OK

西日本新聞 筑後版 片岡 寛

 医学部がある久留米大旭町キャンパス近くに今春、医学部の男子学生寮とホテルを兼ねた「ガレノス久留米」(福岡県久留米市)ができた。新型コロナウイルスの影響で大学は休校中だが、医師を志して全国から集まった新入生22人が入寮し、新生活を送る。

 ガレノスは、老健施設だった土地と建物を、大学が出資する事業会社「久大エンタープライズ」が取得してリフォームした。学生寮経営ノウハウを持つ市内の企業「BENKEIプロブレムソルヴァーズ」に運営を委託している。名称は、古代ローマの医学者ガレノスにちなむ。

 建物は5階建て。1、2階がホテル(17室)。学生寮は3、4階(24室)。5階は食堂。寮の部屋は20平方メートル。テレビやベッド、机などは備え付けで、シャワーとトイレも各室にある。1階には大浴場も。寮費は朝夕2食付きで月5万5千円。年間管理費を含め、月の負担は約7万5千円。医学部まで徒歩約15分。

 久留米大の寮は、文系学部の御井キャンパス近くにはあったが、医学部にはなかった。医学部は遠方から入学する学生が多く、共同生活で規則正しく暮らしてもらう狙いもある。

 寮の玄関はホテルのフロントも兼ね、BENKEIの佐藤圭・最高経営責任者は「行ってらっしゃい、お帰りなさいの声がある安心感が一番の魅力」と語る。

 ホテルは、大学病院の患者や家族の宿泊を想定、バリアフリーの部屋もある。一般客も利用できる。

 4月4日に入寮した岡村秋青さん(20)=沖縄県出身=は「新型コロナで大学生活がどうなるか見えず、知らない土地での1人暮らしは心配だった。浪人して親に迷惑をかけたので寮費の安さも魅力です」と、平常通りの大学生活を心待ちにする。

(片岡寛)

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