「お弁当無料でどうぞ」 親不孝通り商店会、子育て世帯に配布再開

西日本新聞 ふくおか版 御厨 尚陽

 新型コロナウイルスの影響を受けて、自宅で過ごす時間が増えている親子を支援しようと、福岡市中央区の親不孝通り商店会(約40店舗)が、小学生以下の子どもに弁当を無料配布する取り組みを1カ月ぶりに再開させた。財源不足で休止していたが、加盟する飲食店のテークアウト料理の収益を活用することにした。

 商店会は臨時休校を受けて、3月11日から4月6日まで、企業や町内会の支援金を使って毎日30食の弁当を配布。その後も子育て世帯から「給食がないため、食費がかさむ」「毎日3食作るのが大変」などの声が聞かれ、5月11日から活動を再開させた。

 お好み焼き店やイタリア料理店など4店舗が平日と土曜日の昼、500~600円でテークアウト料理を販売し、収益の約2割を財源にした。ドレッシングの販売を手掛けるピエトロも協力し、販売場所として、同区天神の本社敷地を提供した。

 コロナの影響で飲食店の経営は厳しい状況にある。それでも梶谷武志副会長は「地域あっての商売。各店舗と力を合わせ、子どもたちの笑顔を守りたい」。ピエトロの大坪康浩地域コミュニケーション室長は「地元企業として、地域に貢献していきたい」と話した。

 弁当は、平日の午前11時半~午後2時に同区舞鶴1丁目の長浜公園で配布している。1日20食準備し、なくなり次第終了する。活動は当面続けていく方針。

(御厨尚陽)

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