福岡市の人口増いつまで続く? オフィスや商業集積、九州各地から吸引

西日本新聞 ふくおか版 黒石 規之

 福岡市が20日に発表した今月1日時点の推計人口が、初めて160万人を突破した。都心部を中心にオフィスや商業の集積が続き、九州各地から人口が流入。2013年に150万人に達してから7年での大台超えとなった。

 市の人口は、政令市に移行した3年後の1975年に100万人を突破。アジアに近く、空港や新幹線駅、港湾が近接する「九州の玄関口」としての立地を生かして発展を続け、人口も右肩上がりで伸びている。

 大学や専門学校が多く若年層が集まりやすい環境でもあり、2019年の住民基本台帳に基づく人口動態調査では、人口増加数が全国の市でトップとなった。

 一方で、全国と同様に高齢化が進む。今年3月末時点の高齢化率(65歳以上の割合)は21・8%で、10年前から4ポイント以上増加。市の推計では、40年には31%に上昇する見通しだ。市は、35年ごろまで人口増加が続くと試算するが、高齢化に伴う社会保障費の増大などの課題が重くのしかかる。

 市は、インバウンド(訪日外国人客)やMICE(国際会議や展示会)の誘致など交流人口の拡大を成長戦略の柱に据えてきた。ただ、新型コロナウイルスがこれらのビジネス環境を大きく変える可能性もある。市は「これからも都市の成長と住みやすさを両立する持続可能な街づくりに取り組む」としている。

 (黒石規之)

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