姉妹の手料理に癒やされ 連載・霹靂の日々【25】大島一樹

西日本新聞 くらし面

 オクサンの入院が長くなり、私も仕事で遅くなるなどすると、必然的に子どもたちが、夕食を作らなければいけなくなります。 

 前日の残り物で済ませる場合もありますが、長女がいるときには作ってもらっていました。その頃、長女の得意料理はオムライス。「いつもおつかれさま」-卵の上にケチャップで書かれたメッセージに、帰宅後は癒やされました。

 長男はほとんどやってくれませんでしたが、次女は小学校低学年にもかかわらず、簡単な家事はやってくれました。包丁を握るのはおぼつかなくても、麺類など簡単なものはきっちりと。電話で「冷蔵庫にアレとコレがあるから、こうやって」と言うと、気負わず「分かった」との返事。しなくちゃいけないときは、できるようになるんだと感心しました。

 もともと次女は料理に興味があったようで、この頃から積極的に料理をするようになっていました。同級生と比較すれば、かなり早かったと思います。 

 長女も、オクサンが倒れる前までは家事には疎い方だったものの、さまざまな料理ができるように。大学で軽音サークルに入ったこともあり、折につけ、私の音楽関連の仕事もサポートしてくれて、本当に助かったものです。

 そしてオクサンが由布院の病院に入院して4カ月ほどたった11月、再び転院のお話が…。私は「やっと慣れたのに」とまた落胆なのでした。

 (音楽プロデューサー、佐賀県みやき町)

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