佐世保署と相浦署統合を検討 長崎県警 住民は不安も

西日本新聞 長崎・佐世保版 平山 成美 坪井 映里香

 長崎県警は佐世保市にある佐世保署と相浦署を統合し、移転することを検討している。移転候補地として、再開発が計画されている市中心部の名切地区が挙がっている。順調に進めば、10年以内に開庁する見通しという。

 佐世保署は市役所近くの天満町にあり、定員230人。現庁舎は1971年に建てられた。相浦署は佐世保署から北西に約5キロ離れた愛宕町にあり、定員は62人。管内に陸上自衛隊相浦駐屯地や県立大がある。

 老朽化した佐世保署は、耐震の必要性から建て替えが浮上した。相浦署との統合案は、署の規模が大きい方が増加する特殊犯罪に対応しやすいとの判断も働いたとみられる。

 県警によると、5月初旬から相浦署管内の住民に説明を始めた。相浦地区自治協議会は住民の意見や要望を集約し、県警と協議する方針だが、不安や不満も漏れる。

 ある住民は「人口は減ったが、警察署が近くにあるのと、数キロ先にあるとでは安心感が全然違う」。自治協議会役員の一人は、現段階では反対の立場で「統合やむなしとなっても、相浦地域の治安が維持される条件を付けたい」と話す。

 移転候補地の名切地区は中心商店街に近く、市民の憩いの場として公園などが再整備される。新しい佐世保署の用地は、市民会館跡が想定されている。県の関係者によると、新庁舎建設は民間資金を活用するPFI方式を検討する。本年度の補正予算に調査費の計上を目指す。 (平山成美、坪井映里香)

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