九大生が「世界とつながる英単」出版 講義や学術書に頻出1500語収録

西日本新聞 ふくおか版 藤村 玲子

 大学の講義や学術書によく出てくる英単語を収録した「WORDQUEST(ワードクエスト)~世界とつながる上級英単」を、九州大共創学部(福岡市)の学生が作成、出版した。新語や専門用語などを含め約1500語について意味や例文だけでなく、言葉の理解を手助けするデータや情報も掲載。似た意味の単語を一緒のページに載せることで関連づけて覚えられるよう工夫も施しており、手がけた学生たちは「市販とは違う学生の使いやすさを重視した」としている。

 同学部は、グローバル社会の課題に対応する人材育成を目指し、2018年4月に開設。内田諭(さとる)准教授(37)が、講義で必要な上級レベルの単語帳を学生たちで作れないかと提案し、賛同した25人が編集委員会を立ち上げて“授業外”で取り組んだ。

 単語帳づくりに当たってはまず、学術書や市販の英単語帳約40冊から頻出する言葉を抜き出し、「学術」「SDGs(持続可能な開発目標)」「留学」の3分野でさらに細かく項目を立てた。

 例えば、「移住する」などの意味がある「migrate」の欄では、在留外国人数が日本の総人口の約2%に当たるという2018年の統計を示し、「働き手不足対応のため、19年2月に新たな在留資格を設けた」と記述。比較的新しい造語の「EdTech」には、「教育現場にタブレット端末などの先端テクノロジーを導入するサービスの総称」との説明を添えた。

 18年12月に作成に着手し、今月に完成したばかり。編集委員会でリーダーを務めた3年の清水孟(たけ)彦さん(20)は、「掲載順もアルファベットや難易度ではなく、より楽しみながら勉強できるよう工夫した。社会人にも役立つはず」。内田准教授は「単語帳は学生にとって大きな財産になったと思う。改訂しながら使い続けたい」と話した。

 出版は九州大学出版会。B6判308ページ、1980円(税込み)。書店やネット通販で購入できる。同出版会=092(833)9150。 (藤村玲子)

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