人と動物「ワンヘルス」連携強化 日本医師会と獣医師会が共同声明

西日本新聞 社会面 一瀬 圭司

 日本医師会と日本獣医師会は22日、新型コロナウイルス対策で連携することを盛り込んだ共同声明を発表した。ウイルスが人と動物の間で伝染することから、互いの領域を超えて感染症対策を講じる「ワンヘルス」を実践する。人や家畜、野生動物の健康に相互関係があると捉え、特に医療物資の提供を通じた連携強化に取り組む。

 ワンヘルスを巡り、両会は2013年から研修などを通じて協力態勢を築いており、16年には国際会議を北九州市で開いている。

 東京都内で記者会見した医師会の横倉義武会長は「コロナはコウモリなど動物由来のウイルスが変異して人間にうつり、感染爆発が起きたとされる。日本でも第2波の恐れがあり、協力して対応に当たりたい」と抱負。獣医師会の蔵内勇夫会長は「私たちの取り組みは世界保健機関(WHO)など世界から高い評価を得ている。取り組みを着実に推進したい」と強調した。

 発表に合わせ、獣医師会は医師会にマスク6万枚を寄贈。うち5万枚は、趣旨に賛同した住宅販売大手タマホームが獣医師会に寄付した。会場では、同社の玉木康裕会長に感謝状が贈られた。 (一瀬圭司)

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