「経済V字回復は困難」佐賀商工会議所会頭 観光業には変化も

西日本新聞 金子 晋輔

 佐賀商工会議所の陣内芳博会頭は20日、西日本新聞のインタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染拡大による県内経済への影響を語った。県内は緊急事態宣言が解除されたものの、コロナが終息しない限り人々の行動は抑制されるとして「景気が戻るには時間がかかる。V字回復はできない」との認識を示した。

 商議所には約2600社が加盟し、このうち自動車部品の製造業者が約70社。陣内会頭は自動車メーカーの減産が進んでいる状況を踏まえて「自動車産業は裾野が広く、県内の関連業者にも影響は出ている。ボディーブローのように効いてくる」と述べた。

 クルーズ船客などインバウンド(訪日外国人客)を取り込んできた県内観光についても「日韓関係の悪化に加え、新型コロナで県境を越えた移動も自粛となって大打撃を受けた」と説明。「今後もインバウンド中心で良いのか、観光業のあり方は変わるかもしれない」との見通しを示した。

 業種を問わずに現場から「売り上げが落ちてきつい」「従業員の生活も守りたい」といった切実な声が寄せられる一方で、景気の底が見えていないことから「手厚く、長期的な行政の支援が必要」と指摘。「じわじわと景気を戻すために一番大事なのはコロナの第2波、第3波を出さないことだ」と語った。 (金子晋輔)

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