100年続いた駄菓子屋が復活 義父母の跡継ぎ…「子や大人が集う場に」

西日本新聞 北九州版 米村 勇飛

義父母の跡継ぐ

 北九州市戸畑区新川町で約100年間営業を続け、10年前に閉店した駄菓子屋が25日、装いを新たに再オープンする。義父母が守ってきた店を継ぐのは、同区の犬丸優子さん(58)。駄菓子屋兼カフェの「いぬまる商店」として、再び地域の子どもや大人たちが集える場にしたいと意気込む。

 元々の駄菓子屋「犬丸商店」は、犬丸さんの夫浩さんの祖父で和菓子職人の清さんが明治時代末に創業。昭和20年代に浩さんの父、政美さんが跡を継ぐと、和菓子店から駄菓子屋に衣替えした。

 犬丸さんは1989年に浩さんと結婚。「駄菓子屋や子どもが好き」で、政美さんと妻の経子さんが切り盛りする店を手伝ってきた。しかし、政美さんは高齢化で店を続けるのが難しくなり、2010年に閉店。3年後に86歳で亡くなった。

 その後、経子さんの介護に当たってきた犬丸さんは、2年前に経子さんを見送ると店の復活を決意。知人の手を借りながら、約1年かけて改装し、開店にこぎ着けた。

 駄菓子は政美さんが懇意にしていた卸屋から調達。開店時は約30種類を取りそろえ、順次品数を充実させるという。子どもを連れてきた大人がコーヒーなどで一服できるカフェも併設。さまざまな趣味の集まりができるスペースも設けた。

 店内には先代の政美さんの写真も飾り、見守ってもらう。犬丸さんは「子どもはもちろん、保護者やかつて常連だった地域住民も楽しめる空間にしたい」と思い描く。

 土日・祝日は休業。 (米村勇飛)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ