手紙のお礼にカブトムシ 小郡のごみ収集業者、子どもたちへ無料配布

西日本新聞 筑後版 大矢 和世

 感謝の手紙にお返しのプレゼント-。福岡県小郡市の家庭ごみを収集する「共栄資源管理センター小郡」(同市上岩田、野崎千尋社長)が、ごみ収集時に市民から受け取る機会が増えたメッセージに対する謝意を伝えようと、週明けに子どもたちへカブトムシの幼虫を無料配布する。

 新型コロナウイルス感染拡大を受けた臨時休校や外出自粛の影響で、大人も子どもも在宅時間が長くなり家庭ごみが増えている。市生活環境課によると、今年3月の収集量は昨年同期より75トン以上増えたという。

 一方、官公庁や公共交通機関で働く人など、社会生活維持に欠かせない仕事に就く「エッセンシャル・ワーカー」に感謝を伝える社会的な動きが広がり、同社が市民から手紙を受け取ることも増えた。「コロナ対策しながらのお仕事大変でしょう」「すばやく片付けてくれてありがとう」「身体に気を付けて」…。朝の収集作業の際、ごみ袋に貼られていたり、待ち受けた子どもから手渡されたりもしている。「皆さんの声に励まされて仕事ができている。感謝の思いを伝えたい」と担当者は話す。

 同社は関連会社の事業として、庭木を剪定(せんてい)し回収後の樹木を粉砕して堆肥化しているが、樹木チップを収めるコンテナにいつしかカブトムシが卵を産み付け、生息場所になっていた。このカブトムシの幼虫を、子どもたちへのお礼として贈ることにした。

 無料配布は25日~27日の午前10時~午後4時、同社敷地で行う。幼虫を入れる箱やスコップは持参し、長靴など動きやすい服装で自分で捕まえてもらう。1人2匹まで。対象は市内在住の小学6年までで先着順。同社=0942(72)0497。 (大矢和世)

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