コロナで休業「山小屋守ろう」 ベンチャー募金呼び掛けに目標の15倍

西日本新聞 社会面 石田 剛

 新型コロナウイルス感染症の影響で苦境に立つ山小屋を支援するため、登山向け地図アプリを提供する福岡市のベンチャー企業「ヤマップ」の社員たちが、インターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)を始め、賛同が広がっている。開始から6日間で、目標の15倍超の金額が集まった。

 厳しい自然環境の山岳地帯にある山小屋は、居住スペースが限られ「3密」状態が避けられない。緊急事態宣言を踏まえ、山岳スポーツに関わる4団体は4月20日に登山などの自粛を求める共同声明を発表し、休業する山小屋が相次いだ。宣言解除の地域が広がり、夏山シーズンに向けて登山者の増加が見込まれるが、山小屋は感染を防ぐ設備や定期的な消毒が必要となり、コスト増を強いられる。

 「休憩場所の提供や登山道の維持管理など、安全な登山に重要な役割を果たす山小屋を守ろう」。同社の有志は、今月18日にCFサイト「レディーフォー」で「#山小屋支援プロジェクト」を始めた。目標の200万円に対し、24日午後6時時点で3048万円が集まっている。寄付の受け付けは6月末まで。現在は北アルプスや八ケ岳など全国40の小屋が支援対象で、今後も広げる方針。

 出版社「山と渓谷社」(東京)も今月18日からCF「山小屋エイド基金」を開始。期間は8月13日までで、約3400万円が集まっている。 (石田剛)

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