入社30年…

西日本新聞 社会面 石田 禎裕

 入社30年。新人1年目こそ原稿は手書きのみだったが、2年目はワープロが登場。やがてパソコンへと進化した。キーをたたいて文章を作成する毎日。それが現代人の漢字忘れを招いたと指摘されて久しいが、私もそうだ。

 加えて年のせいか、少し前まではすぐ思い浮かんでいたごく簡単な漢字さえ出てこないことが増えてきた。そこで思い出したのが、昔買った万年筆。久しぶりにインクを入れ、日記めいた日々の記録を書くことで漢字忘れを少しでも克服しようと考えた。いざ始めてみると、紙にインクでさらさらと書くという行為自体が楽しくなってきた。筆圧をかけず、ペン先を滑らせて文字を書く気持ち良さは「ステイホーム」時のいい癒やしになった。

 書くという行為の効能はさまざま。コロナ感染の第2波不安から「自粛」は続くが、思い切り手書きをして、ストレス解消を試みては。 (石田禎裕)

PR

デスク日記 アクセスランキング

PR

注目のテーマ