「逆転」テーマに挑戦者描く 全国広報コン「入選」15回目の福智町

西日本新聞 筑豊版 坂本 公司

 地方自治体の広報紙やウェブサイトを表彰する2020年「全国広報コンクール」(日本広報協会主催)の広報紙の町村部で、福智町の広報紙「広報ふくち」が入選した。同町は06年に3町合併で発足する前の旧赤池町時代から入選の常連で、今回は2年ぶり15回目の入選以上に選ばれた。受賞作の19年12月号は特集で「逆転」をキーワードに、危機打開に立ち向かう町内の挑戦者を描いた。

 リングで構えて相手を見るプロボクサー・久冨修平選手(23)=同町出身=の1枚写真が載った表紙が目を引く19年12月号。特集は2から11ページまででフルカラー。冒頭は久冨選手がプロ2戦目でKO負けを喫した経験から、練習と生活全てを見直して再起したエピソードを紹介。急激な人口減少などに懸念を抱える町の現状も記した。

 その後、町に本社を置く第三セクター「平成筑豊鉄道」、町内有数の集客イベント「JAL福智スイーツ大茶会」、温泉施設「ふじ湯の里」の関係者を掲載。それぞれ利用客減などの課題がある中、次の一手を打とうとしている姿をつづった。特集以外に、方城中バスケットボール部の沖縄県へのスポーツ交流遠征を追った組み写真も掲載した。

 取材執筆と紙面のレイアウト編集に携わったのは、当時町まちづくり総合政策課に所属した田代裕哉さん(30)=現教育委員会生涯学習課=と、同総合政策課の藤本祐希さん(24)。同町は全部門の特選から選ばれる最高賞の内閣総理大臣賞を04年と06年に獲得したこともあり、特集の編集をした田代さんは、「先輩が収めてきた輝かしい成績に仲間入りできた」と喜ぶ。読者を引きつける企画アイデア探しと読みやすい紙面デザインにこだわったという。

 藤本さんは4月以降、世良翔平さん(25)との同期入庁コンビで広報紙作りに取り組む。「田代さんがつくった流れを継いで頑張りたい」と話し、「広報紙が面白い町」の伝統を守ろうと奮闘している。

 (坂本公司)

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