エツ食べ「提供店支援を」 佐賀市諸富町店舗グループが県庁でPR

西日本新聞 佐賀版 金子 晋輔

 筑後川下流域や有明海でしかとれないことから「幻の魚」とも呼ばれるエツ。佐賀の初夏を彩る代表的な味覚も新型コロナウイルスの影響で行き場を失い、打撃を受けている。緊急事態宣言の解除に伴い客足の回復が期待される中、提供する飲食店グループが「旬の食材を味わってほしい」とPRしている。

 エツはカタクチイワシ科で、淡泊な味わいと特徴的な歯応えが魅力。夏場の産卵期に筑後川を上り、合わせて漁が解禁されるため初夏の風物詩になっている。

 ところが今年はコロナで暗転。例年のPRイベントは中止になり、普段なら多い福岡県側からの客も途絶えた。佐賀市諸富町のエツ提供店主らでつくる「佐賀市もろどみin食の会」の津田良雄会長は「例年より9割も落ち込んだ店もある」と窮状を訴える。

 漁は6月が最盛期。同会はPRを強めようと5月26日に山口祥義知事を訪問。刺し身や唐揚げなどを振る舞った。試食した知事は「完璧。唐揚げが大好き」と舌鼓を打った。

 佐賀市も行き場を失ったエツを活用しようと、加工品をふるさと納税の返礼品にする方向で調整中。提供する各飲食店も持ち帰りや配達に対応しており、津田会長は「季節の料理を楽しんでほしい」と話した。

 持ち帰りなどの詳細は食の会事務局(割烹 津田屋)=0952(47)2046。 (金子晋輔)

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