マスク着用で審理、裁判員裁判を80日ぶり再開 福岡地裁

西日本新聞 社会面 玉置 采也加 長松院 ゆりか 松永 圭造ウィリアム

 新型コロナウイルスの影響で多くの期日が取り消されていた裁判員裁判が26日、福岡地裁で約80日ぶりに再開した。地裁は裁判員席の両側に飛沫(ひまつ)防止のためのアクリル板を設置し、傍聴席数を制限するなどの感染防止策を実施した。

 「(この席の)着席は御遠慮ください」。現住建造物等放火事件の裁判員裁判が開かれた101号法廷。多くの傍聴席に裁判所の注意書きが掲示され、傍聴人は2、3席ずつ間隔を空けて座った。

 地裁は3月10日以降、裁判員裁判の期日を取り消してきた。この日は96席ある傍聴席を3分の1以下の27席に減らし、裁判官3人と裁判員6人はマスクを着用し審理に臨んだ。

 傍聴席数の制限について、法廷を訪れた福岡市早良区の堀野栄一さん(66)は「社会的に耳目を集めた事件の裁判では、傍聴の機会がさらに減ってしまうのではないか」。30代の男性会社員は「被告の勾留の長期化などを考えれば、裁判再開の時期は適切だったと思う」と話した。 (玉置采也加、長松院ゆりか、松永圭造ウィリアム)

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