北九州市コロナ「第2波」周辺自治体も警戒 通常登校見直しも

西日本新聞 北九州版 石黒 雅史 浜口 妙華 白銀 秀親

 北九州市を襲っている新型コロナウイルスの「第2波」は、同じ経済圏にある周辺自治体にも広がっている。28日までの数日間で福岡県行橋市3人、中間市1人。6月1日から予定していた通常登校を見直す市もあり、各市とも警戒を強めている。

 行橋市では4月16日の市内16人目から1カ月以上、感染者ゼロが続いていた。だが今月25日から立て続けに3人の感染が判明。市教育委員会は急きょ、小中学校の通常授業再開を予定していた6月1日を、午前中授業(給食後に下校)に変更した。2日以降の対応は週明けに決める。

 飲食店などの休業支援は今月31日が期限。休止中の公共施設も順次再開を予定しているが、田中純市長は「警戒を強めて状況をウオッチしていく」と語った。

 今月28日に4月2日以来の感染者を確認した中間市は、29日朝から緊急の対策本部会議を開いた。だが感染経路は判明せず、拡大防止対策は手探り。6月からの公共施設再開も、週末の感染者数次第で見直す可能性があるという。

 4月に移転オープンした同市の手作りミートパイのカフェは昼はテークアウト、緊急事態宣言解除後は夜に1組だけ予約を受けて店内で営業してきた。だが北九州市の感染者増で予約キャンセルが出ており、店長(54)は「今後もこういう不安定な状態を繰り返すのだろうな」と話した。

 豊前市では4月13日以降、感染者ゼロが続いているが、感染拡大を警戒し防災無線で市民に予防を訴えた。6月1日からの公共施設再開は、今のところ変更はないものの、体育施設の利用は市民限定と決めた。

 テークアウトだけの営業をしてきた50代の飲食店男性は今月30日に予定していた再開を2週間ほど延期する苦渋の決断をした。「感染が飛び火しないか不安で」とため息交じりに話した。 (石黒雅史、菊地俊哉、浜口妙華)

海響館の休館延長 下関市

 山口県下関市は、北九州市の新型コロナウイルス感染拡大を受け、6月1日に再開予定だった市立水族館「海響館」を同18日まで休館、日清講和記念館と旧下関英国領事館を同18日まで土日を休館し、平日のみ開館することを決めた。

 市は3施設を含む計約140施設を1日に再開する予定だったが、「県外からの観光客が多い3施設は感染予防のため休館を延長する」としている。

 同市唐戸町の商業施設「カモンワーフ」は6月1日を目指すとしていた全館営業を同18日に延期する。 (白銀秀親)

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