『紀行 ダートムアに雪の降る』 立野正裕 著 (彩流社・3850円)

西日本新聞

 明治大名誉教授(英米文学、西洋文化史)の著者による紀行本第8弾。単なる空間移動というより、過去と現在、古今の書物、現実と虚構の間を自在に往来しながら続ける「根源」をめぐる旅の記録。全6章のうち「光陰」「満州の記憶」は亡父の墓参に向かった福岡県への旅を起点に、戦争体験の意味、家族のルーツをたどる。表題作は著者が「魂の故郷」と呼ぶ英国デヴォン州の湿原地帯を6年ぶりに再訪した体験に触発された思索の記録。

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